簡易日記(2005年7月〜9月)

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9月30日

つくばでは,固有PL写像の合成についてと,ずっと考え中の問題について発表.
前者は良い模様…「局所有限と限らない多面体の固有PL圏」 て何か面白いことができるのでしょうか.後者はアイディアのみ.

で,気になる話題.知ったのは某2ちゃんねるで.
ジョルダン:曲線定理、世界初の完全証明 信州大教授ら
まるでジョルダン曲線定理は証明されてなかった,というようなタイトルですね….
そもそも証明はアイディアが本質的であって,検証が一定程度進めば それを形式的証明に書き下すのは大変ではあるけれども,それまでのプロセスより ずっと機械的にできると信じているのですが. 最近連日のように登場する Zeeman とか,見た目が直観的で実にいい加減な 数学の本が,実はいい加減でないことを色々確認している人間としては, この作業にどのような具体的な技術的困難があったのか,作業にあたった 人たちと discussion をできたらいいなと思います.

信州大の先生本人のHPを見てみたら,どうも初期の幾何学的トポロジーによる 証明に直観的な部分が多々見られ,しかも前提知識を得るために文献を 追跡していっても根拠になかなか辿り着かない,という状態であったらしい. 多分その問題にメスを入れたのだと思われるのだが,このあたりの事情は 図書館で確認しておいたほうがよいかもしれない.ただ,代数的位相幾何学を 経由する証明では,そこが大幅に改善されているのではないか,と推測される (僕も実は完全に追跡した経験がないので,あくまで推測).

しかしかなり性能のいいプルーフチェッカーができたとしても, そこで「間違い」と言われたとき, それが入力ミスによるものか,内容が違うことによるものか,直ちには分からない ような気がする.なまじ「正しい」と言われて安心して,それが 入力ミスによるものだったらどうだろう. ヒューマンエラーはつきものということで,たとえ扱う内容が数学であっても この手のプログラムには高度な工学的配慮が必要と想像される.


9月29日

明日のセミナーには間に合わない予感.

セグの質問者には,板書を書き写したノートを持ってきて,
間違ってるんじゃないかと自分で思いつつ
「ここは本当に間違いでしょうか.」
と聞いてくる人が結構多い.
自分の力で確信を持って正誤を判断できるのには,修業が要るようだ.


9月28日

ジーマンのレクチャーノートにはだいぶ続きがあるようだ.
最近,これをなんでものネタにするにしても,どう話したものかと思案中である.


9月27日

セグに行って,しかも質問者は僅少であったように思われる.


9月26日

Nづ君とシノはっけーん.

多様体を再入門して,正方形の中の対角線が部分多様体でないことを知った.
可微分多様体恐るべし.


9月25日

今日は9時に無理矢理起きて,残りは京王線に乗って何度も往復することで寝た. (もちろん横になって寝た訳ではありません.念のため) 家にいると無制限に寝てしまうので,いいかも.

ノートにお茶をバシャーとこぼしてしまった.
河口湖をほうふつとさせる.


9月24日

組合せトポロジーな一日.勉強するのにいい喫茶店を探して明大前に行ったり
調布まで戻ったりした.

いま読んでいる章はその大部分が 帰納法のひとつのステップから成っているという不思議な構成.
「直観的には」この章を可算無限回繰り返し読むと証明が終わる,という仕掛けである.


9月23日

ここ数日考えてるのか寝てるのかよく分からない生活.
レラティヴにやろうとする方針は詰めると間違っていたが,
無駄ではなかったようだ.とはいえこの「無駄ではなかった」も,
今までの経験からすると勘違いの可能性と五分五分だが.


9月22日

今までやってきたことをまとめて(日本語で) TeX にしようと思ったが,
いざ書こうとすると,僕の悪癖かもしれないが, full の詳しさで書こうとしてしまう.
すると,あまりにも書くべきことが多くなり,自分が考えたのではないことの
占める割合も多くなり,キーボードに向かう気力も萎えてしまうのだった.


9月21日

渋谷の街はいつも人で溢れ返っている.
こういう場所があってもいいけど,調布まで戻ってくると, やっぱりこの位がいいや,と思う.

あとは,調布にスタバとアフタヌーンティーが出来てくれれば申し分ないんだけどな.
まだ人口が足りないのかな.


9月20日

はー.書くことないし.

今日はチューターをやった.
高校の行列って,成分比較による4つの等式を上手く処理する能力が試されている 分野であると言っても多少は正しいのでは?
ちなみに今日は行列の質問に来た人はいません.


9月19日

はー.書くことないし.

喫茶店で勉強して,SEGの答案を取りに行った.終わり.


9月18日

昨日のレンマを Zeeman に載っている議論の流用で証明することができた ので,その結果をつくばの先生に送信.大丈夫だろうか.

夜は久々に,鉄研の先輩方と元顧問の先生を囲んでのんだ. だいぶ,海外の話が増えて,また仕事の話題もあって,昔に比べて 話題が広がったなと思う.

新名古屋の駅って相変わらず慌しいんですかねと聞いたら,今は名鉄名古屋と言うのだそうだ.
そんなメジャーな変更を見逃すなんて昔では考えられなかった.


9月17日

今日は午後二時くらいに起きて,ずっと固有PL写像の合成について考えていた. 問題点が浮き彫りになり,それを解決するために必要なレンマがおよそ定式化 された.


9月16日

つくばエクスプレスは寝ていると終点に着いたのが分からないという 性質を持っているようだ.今日もつくば駅到着5分後に目覚める.

ノートに書いたことを説明したら, 途中から分からないと言われてしまい残りは次回.
書いてみると色々なトラブルが発覚して,それを繕っているうちに 益々理解困難になるのは確かにその通り.

固有PLの合成がPLなことの証明はまだだったようだ. うそかもしれん.

TAの担当書類は至急提出します.


9月15日

今日はセグの先生と数学の話を少しした.

高次元の世界でコディメンジョン2の物が絡まるという現象を説明したら, 気持ち悪いという感想が返ってきた.


9月14日

考えたことをノートに書くのは難しい.


9月13日

チューターを久しぶりにした. 漢直を表を見ながらやるのが激しく無意味な気がしたので, やっぱり仮名漢字変換にする.


9月12日

喫茶店で勉強した。


9月11日

今日はジーナス4の閉曲面を五角形分割した。


9月10日

高校生講座。O島先生のビデオは僕が撮りました。所々見苦しいです。すみません。


9月9日

N江さんカーで玉原に行って、ちょっとだけ設営作業。
正則近傍の理論に接近。


9月8日

朝まで13分セミナーを聞こうとするも落ちこぼれ気味。
どこかのSAから新宿まで瞬間移動した。


9月7日

なぜか選択公理のないネター環論が熱かった。
いけがみの13分セミナーは新しい名物になるかも。
限量記号除去の証明は見事。


9月6日

起きてしばらくして、より強力ないまいを発見したので、ここのいまいに いまいするがいまいのいまいにはいまいしない、などと言ってさいとーに説明していたら、 いまいが起きてきた。


9月5日

n-point set キター!! そしては――の発表。うんーなんだか壮大な話になってきたぞ。 「いまい」についての議論に耳を傾けて寝る。


9月4日

とあるきっかけから漢字直接入力というのを始めた。
しばらく短文しか打てないと思う。

今日は誕生日。河口湖への車中でノザワからハピバスデメールをもらってうれしくなる。
買い出しが楽しかった。どの発表はなぜか群論チックだった。


9月3日

今日はイプシロンデルタをやった.
最近胃の調子が悪いようで,全然思った時間に食べることができない.
とりあえず太田胃散を持って河口湖に行きます.


9月2日

つくばエクスプレスは落ち着いたようだ.

今日は道のりが思ったより長いことが分かった. ずっと懸案だった「(局所有限とは限らない多面体間の)固有PL写像の合成はPL」 の証明ができたかもしれない.


9月1日

今日は一日激しく眠くてほとんどまともに起きていなかった. 明日のセミナーはどうなるやら.


8月31日

午前はモース理論.午後は勉強しようかと思ったが眠いのでとりあえず寝て, 病院に行ったり.夜はのざわと飲んだ. ほとんど食べないで梅酒をのんでた.お互いTFSはだいぶ前のことになって しまって,あまりお疲れ飲み会という感じはしなかった.まあでもおつかれ.

修論が書けたら激しい飲みをしたいのだそうだ.
一回くらいそういう場に巻き込まれてもいいけどそれが数学科でできるのかな.


8月30日

昼過ぎまで本のコピーをやって,residuality の研究にK会へ. 数オリのセミナー帰りの人が集まっていた. 今日は少し眠くて言ってることも八割くらいウソだった. これでも百回くらいやれば何かが分かるはずだが?


8月29日

セグ採点.採点基準をつくったり,ボーダーラインの答案をどうするか考えたり…. 数学の採点にはあまり数学的でない難しさがあるようだ.


8月28日

今日は寝っ転がりながら考えたり Zeeman を読んだりした. これとモースを交互にやった方が精神衛生にはいいかもしれない. 証明略が多いし,それに対して自分が考えたつもりの 証明も細かく書くと大変だったりする.昔に比べるとだいぶ耐性は できたもののこれが積み重なると読む気力が落ちそうだ.


8月27日

TAのお仕事を片付けてみたり. 一昨日のリーマン幾何の計算が実は間違いで,本当はもっと厖大な計算が必要だった. Einstein rule を使いたくなる理由がよく分かった.

本業の問題をずっと考えるのも疲れるし,ということで, Zeeman の組合せ位相幾何学に手を出してみる. 有限多面体の PL 写像の合成が PL であることの証明を初めて理解した. (細かい点がどう合理化されるかも含めて)「絵画的」な議論が 分かることに僕は喜びを覚える傾向にあるようだ.


8月26日

つくばエクスプレスー.速い(特に帰り)のはいいが「子供が多い(ことによってうるさい)」 「座り心地が悪い」「カーテンが使いにくい」はマイナス点ですな. 最初の要素は夏休みが終われば解消されるでしょうが. つくば市民にとってはまだ色々物珍しいようで,記念撮影している人が多かったです. 明らかな鉄オタも散見.

「写像をバラす」のに格闘中.


8月25日

今日はモースを少し読み進めた.「リーマン幾何学の基本補題」のところで, 普段は決してやらないような計算をした.頭がぼーっとしている時は絶対できないな. しかし,高校生の前ではすぐ計算を間違えるくせに,ここではあまり間違わなかった. なぜだろう.数値がないからだろうか? (ところで,内在的に定義して計算せずに済ます方法もあるんでしょうか?)


8月24日

さいとー君と residuality の研究?をした.仲々面白かった.


8月23日

今日もセグる.包絡線=(無限小移動による自己交叉点全体)であることを 今更知った.みんなとっくに知ってるのかな.まあいいや.

明明後日つくばで発表することをノートに素描.


8月22日

朝起きたら11時で,牛乳だけ飲んでセグへ. 今日は質問してくる人が多かった. なんか仕事の調子が出てきたかな.


8月21日

ま ずさいとー君の発表.Saksの定理の話.「右側微分が正の無限大に発散するような 点が連続体濃度個ある」ような閉区間上の連続関数全体が残留的であることの 証明.どれいに都合よくゲームのルールを設定した上で,どれいの必勝法を編み出す. なかなか面白い.かみ−どれいゲームは,隙あれば僕の研究に応用したいとすら 思っているのですが,なかなか出番がないんですよねぇ.

僕の発表は,簡単な定理の証明を通して,僕の専門の紹介をしてみたつもりだったの ですが…僕からのコメントは控えます.ところであの定理の証明は僕も ちゃんと追ったことがなかったので,いい機会だったのでした. 昨日の喫茶店で思いついたことです.


8月20日

さいとー,いけがみと再会セミナー…のはずが,いけがみ発表が 誰も予想しない短時間で終わってしまった.9時からの飲みまでの間, 山手線を2周したり,喫茶店で明日の準備をしたりした.
山手線は昼寝に適しているが,何となく治安が悪い感じがする.
今日はどこかの駅で口論をしながら降りていく男二人がいた.
もちろんほとんどすべての乗客が善良な市民である訳ですが.

飲み.といってもビールちょっとだけ.のざわ君は高知で見たほど焼けていなかった. 皮膚がだいぶ入れ替った?ようだ.


8月19日

つくば.Y先生の論文のさわりを.
「来週こそは成果を」と申し上げると「この論文の方もよろしく」とのこと.

来週からはつくばエクスプレス.今から高速バスの回数券(5枚綴)を買ってしまうという ヘマは何とか回避できました.


8月18日

モース理論セミナーを見ていた. モース関数が「豊富に存在する」ことの証明は幾何学Iの時間に随分と苦労して やった覚えがあるのだが,あっさり証明されてしまった.

世の中はみんな代数幾何を勉強しているようだ.


8月17日

ウィキペディアを見て回っていると「詰将棋」という項目があって, 小学校低学年位のとき「ミクロコスモス」 を将棋の盤面に並べて遊んだことを思い出した. 実に懐かしい.
(1519手詰めと記憶していたが,わりと最近1525手詰めになったようだ.)

どういう理由で馬が中央に進むのか,また進めなくてはならないのか,
「6一と」を玉が取ったらどうなってしまうのか,
など,未だに(というかあの頃以来考えていないから当然)分からない.

将棋は中学生からやらなくなった. 今の立場からこの作品を見ると,この作品を創作した過程について考えてしまう. これは数学の偉大な業績にもひけをとらないものではないか? とすら思う.


8月16日

今日はモースがあるものと思って間違えて大学に行ってしまった. まー君がいたので Witten complex について教えてもらった.


8月15日

位相群ゼミは,結局何も分からず,自分の考えたこととそれが失敗に至った経緯 を説明するだけで終わってしまった.ここは後回しにして次回こそ立て直したいところですな. とりあえず発表はどんこさんに譲りましたが.

いきなりK会にお邪魔して,失礼しました.I井さんは僕の顔は知っているのだろうか?
昼に数理図書館の入館者名簿に「筑駒」と書いてあったのを珍しいと思ったら その当人がK会にいた.いかにもだ….それにしてもK会でよくゲームをして 政治・思想の話等々をしているのは殆ど筑駒生だと思いますが, そういうタイプの人は相変わらずいるんですね….


8月14日

健全な精神は健全な肉体に宿る.


8月13日

今日は何もしなかった,というより,何も進まなかった.

とりあえず,寝ます.


8月12日

朝食が何時からかも忘れている.少し遅めの起床. 朝食.そして閉会の辞.

駅での余った時間に仕方なく桟橋線を往復すると, はりまや橋の時計から追い討ちをかけるように「よさこい」のメロディー.

特急は寝ていた.ポカーンとしながら新幹線に乗った.新幹線では寝なかった.
日本列島が,地図に書いてあるとおりに流れていくのを見るのは改めて面白いと思う.
そのかたわら,数日ぶりに数学のことを考える. 少しだけ,よいことを思いついた.

この一週間は,いつもと違って本当に色々なことがあった.
一週間あれば,僕がその時間の使い方を知らないだけで, 実は何もかもが出来てしまうのではなかろうか,とさえ思えてくる. これが僕の第一の感想である.

そして一年間の諸事は収束した.僕がこの行事にできた貢献は微弱だ. 幹事の脳裡に去来する出来事には,僕の知らないことも多いはずだ. しかしそれでも,いちばん近くで仕事ぶりを見てきた者として この幹事の気持ちを幾らか理解しているものと信じたい.

頭の中で,Bohemian Rhapsody の最後のところが流れてくる. 名残を惜しむようなその響きが,今の気持ちにはぴったりでじーんときた.


8月11日

今日はレク.鍾乳洞の中には,ポタポタ落ちる水滴から炭酸カルシウムが 析出するといった単純な説明が全く用をなさないような,奇妙な岩がいくつもあった.
たとえば絞り幕と呼ばれる岩は,途中の何箇所かを紐で縛ったような カーテン状の形である.
洞内には池と滝がある.Mさんは その中のある池の水面が鏡のように洞内の景色を反射していると言っていた. 僕には観察力がないのかよく分からなかったが.

レク中の行動は英国人留学生Aさん,それとM1,M2それぞれ一人ずつと一緒だった. Aさんには 日本語の勉強に関する話ばかりさせてしまって,悪い気がした.

高知よさこい.ここで別グループの人たちと偶然合流した.
シンポジウム中の飲み会ですでに行きつけたアーケード街に立って, そこをゆっくり進みながら踊る踊り子を一時間半ばかり,見ていた.

よさこい節に乗って踊り子達は鳴子を振って陽気に踊るのだが, よく聴いてみると,踊り子の表情に反して そのメロディーはそこはかとなく哀愁を帯びている. そこが,何ともいえず感動をそそるところだ. テレビ中継される大ステージに行くと,さっきアーケードを通った 踊り子隊がもう一度踊りを披露していた.ステージの前は人で一杯なので, ずっと後ろの方のてき屋さんの前で見ていた.

僕はいつまでもこれを見ていたかったが, 列車の時間が来てしまいやむなく駅に向かった.

宿に帰ると今日自分がたどったコースをすべて自転車で走破している人がいて びっくりした.スイカ割りでは竹の棒の安全性を先生にアピールした. 懇親会では,手を使った様々な奇妙な遊びに幻惑されてしまった. 以前あべのり家であった「ぷよぷよ」大会の時のような猛烈な悔しさで, 精神を病みかねない.あまり深く関わらないこととした.

隠れ鉄だったという某君と「違う超平面」に行かないように注意したが,最後は行って しまったかもしれない.
そういえば新幹事をのざわを含む 歴代幹事が取り囲んで教育?している様は 圧巻だったな.何かのざわにも貫禄が出てきたようだ. 4時ねる.


8月10日

今日は一日セミナー.自己紹介では,笑えるポイントで思い切り笑えてよかった. この辺りはい○ださん,く○きさん辺りの先輩方の寄与まことに大である. けれども数学的内容が相変わらず多かったように思う. これも新しい流れでまたよし.こうして少しずつ変化しながらも受け継がれていくのが 結局のところ自然なのだろう.卒業後の母校の文化祭などを見ていると そう思う.

酒などの買出しに駅前のスーパーにタクシーで行ったのだが,段ボール入りのビール がない.スーパーの人が親切にも近くの酒屋を紹介して事なきを得たと思ったら, ソフトドリンクを買い忘れた.帰ってからしばらく自責するも,自販機の茶・清涼飲料水 で事足りた模様.アクエリアスを大量に買ったベ○カムの選択はどうかと思ったが….

鉄道をやっている者にとってタブレット閉塞を知っていることは トポロジーをやっている者がマイヤー・ビートリス完全系列を知っているようなものだ.
とか言った気がする.


8月9日

シンポジウム最終日.講演後, 朝倉からの路面電車はいままでどおり隘路をかきわけて繁華街まで僕を運んでくれたわけだが これもしばしの別れ.ボーッとした頭ではりまや橋近くの酒屋さんの場所をチェック. そして昼食後,新人セミナーに参加するM2で酒を運ぼうとするも, 酒屋さんの好意で高知駅まで酒(と荷物と私)を運んでいただき大いに感謝する. これも旅先ならではか.夜須駅からは,ソフトドリンクを満載した カバンを担いでサイクリングターミナルへ.荷物を担いでいるせいだと思うが 下見のときよりずっと大変だった気がした.

セミナーは話すネタを何も用意していなかったので, 超高速で証明を書いて,更にスワローテイル特異点の下手くそな絵を書いた だけで終わってしまった.意味不明だったと思う.


8月8日

今日も電車で高知大へ.今日の発表は学生中心.とくにSかさいさんの発表が, 手本にしたいような明快な説明と,overview の図の壮大さとで印象に残った. この他に最後の人の腰の低さが印象に残った.

偉大な先生方に囲まれて懇親会(失言に注意!). 河内先生に非常に有意義な話をしていただいて,それだけでも来た価値があったと思う.

帰りの電車では待避所で電車同士が「わっか」の交換をしていた,というわけで, のざわにタブレット閉塞の説明をした.が,全面的にタブレット閉塞でもない 模様で運行システムの仔細は不明.

今日のキーワード「楽天的でないとやっていけない」


8月7日

バターを塗ったトースト,キャベツの千切り,トマト,ゆで卵,麩の浮いた味噌汁,という 朝食を食べて路面電車に乗り高知大学朝倉キャンパスへ.

三つ目の Tymchatyn 氏の発表は,僕にとって非常に重要であるようだ. 講演後にどうにかこうにか英語で質問した.個人的に質問すべきだっただろうか.

最後の講演は面白かった.SO(3)⊂Diff_+(S^2) が変位レトラクトになるという事実は Smale による非自明な結果であって,SO(4)⊂Diff_+(S^3) が変位レトラクトに なるという事実は Hatcher による深い結果であるそうだ.しかも, 次元が高くなると SO(n+1)⊂Diff_+(S^n) がホモトピー同値ですらない場合がある らしい.一体どういうことなのだろう.不思議だ.

昨日同様,7時はりまや集合で,居酒屋に飲みに行った.


8月6日

朝早く家を出て,東京から新幹線.品川でのざわと合流.岡山までは大半寝ていて, そこから高知までの間も,だいたい寝ていた.駅の二階の食堂でソーメンを食べた後, 路面電車で,高知大の朝倉キャンパスへ.最後のところが単線であって,しかも 停留所に安全地帯がない(周りより高くなっていない)ので驚いた. 道幅が狭いので,停留所の部分も道路として使いたいのだろう.

7時はりまや橋集合で,郷土料理屋に行く.かつおのたたきは美味しかった.焼き方 が良いのだと思う.Tさんの東大数理通っぷりと, S君の食通っぷりを発見する.彼に勧められるままに 「くじらのさえずり」というものを食べてみたが,これは単なる珍味ではなく, 美味であった.おすすめしておく.


8月5日

今日はモース理論で気分転換.
「ベクトル場で流すなどといい加減なことを」と思ったでしょうね三年の時なら. いい加減でも何でもないのですが,話だけ聞くと実にいい加減に聞こえるものの 典型例でしょうか.

昨日までの問題は一休み.

明日から高知です.12日まで更新とまります.


8月4日

思考から睡眠へと連続的に移行することが甚だ多い.

今日は色々と問題に気づき,作戦変更を迫られた感じである.

ところで,最近アスベストの被害が随分話題となっている.
しかし,なにもアスベスト問題というのは今にはじまった話でなく, 僕が小学生のときには既に大きな社会問題だったはずである.
そんなとき僕は「科学クラブ」という理科実験をするクラブに入っていたのだが, アルコールランプとビーカーの間に置かれる金網は「アスベスト金網」というものだった.
科学クラブの活動日のある日,先生はこの金網を取り出して

「これはアスベスト金網ではありません.石綿金網です.」

と言った.単に言い換えただけではないか.先生は何も分かってないと僕は思った.
最近アスベストが騒がれているのでそういうことを思い出す.


8月3日

考えたことをつくばのセミナーで話す. が,示さなければならないことを間違えていたようだ.あらら.

もう一歩がんばります.高知まであと3日.


8月2日

バイト後,大学に行って野沢と新人セミナーのアブストラクト作りをした. アブストラクトの或るページを入れ忘れて,全部ホッチキスの針をはずして 綴じ直すのが大変だった.

開口一番「最近感動した定理は」といわれてもさぁ.
いたく感動するような定理に頻繁に出会えるほど頭の回転がよくないんです.

院生室に行くと,色々なことを勉強しなくちゃなと思います.
あんな人やこんな人が,どういう事に目を輝かせているのか.
知りたい.そしてそれには学ぶことが必要である.学ぶ時間がほしい,と思う.

しかし何もかもを,百度反芻して理解するようなことはできないということに, 僕もようやく気づいてきた.
この諦念といかに対峙すべきか.


8月1日

セグは3時間半同じ生徒の質問に答えた.常連さんである. 僕の数学力がもっとあれば,これが2時間半くらいで終わって, 隣の人に大学の学問について質問してきた生徒の相手もできたのに と,悔やまれる.

まあ,何人も入れかわり立ちかわり来られるより常連さん一人の方が ずっと気は楽である訳だ.

ちなみに隣はこんど数理の院試を受けるんだそうな. 何を勉強したらいいかと言うので「知らないことは本を見て確認しておいたほうがよいです. しかし,はっきりと言うと,そうして勉強したものは実際には一切出ません. 何々の定理からすぐに出るというものは,絶対に出ません.」 という他なかった.

ガロア群の計算はできそうだって. いいじゃん,できるんだから.

さても夏の夜の涼しさ.


7月31日

大して進展の見られない考えごと.

専門とはいちおう別のところでは,7月25日に分からなかった部分が分かった. しかし書いていないから思い違いの可能性は十分.幻に終わらないことを祈る.


7月30日

本物の葛を使ったという葛切りを食べた.
葛切りなどというと僕には鍋物の具としての方が馴染みぶかいのだが, これは黒みつをかけて食べるデザートのことだ.
さすが本物の葛だけあって,出来立ては文句なしである.
しかし,冷蔵庫で三時間も置くと,その独特の歯ごたえは失われ 口の中でぶつぶつと切れてしまう.

なるべく早く食べることが推奨される食べ物である.


7月29日

つくば駅ができるのが待ち遠しい. 筑波はキャンパスツアーをやっていて高校生がたくさん来ていた. 今日は帰りの路線バスと高速バスと両方でそれなりに待ったので, 実際そうだったのだろうが余計に蒸し暑い気がした.

筑波大学図書館は,数理のような著者順ではなく十進分類法で分野別に並んでいる. 関数解析の棚で件の定理を探すが,徒労におわった.

25冊のノートが到着.やろうとは思ってもなかなか出来ない買いだめだ. 高知での食費を考えながらこれからの一週間を過ごそう.


7月28日

今日は高校生の質問にまるっきり答えられなかった. きっと脳がストライキをしているのだろう.
でもそれはそれとして短期記憶力が低下しているな. きっと単調な生活のせいでしょう.

ハーン・ヘリンガーの定理の証明を探して,昔野口君が持っていた本に行き当たったが, これに載っていることは,あるいは本質的には同じかもしれないが,少なくとも見かけは 「双対定理」のものと大分相違があるように見える.

久しぶりに廃屋とも見まごうばかりの学生会館に入ってみた.
5時を過ぎて図書館の裁断機が使えなかったので.
しかし,使い勝手の分からない裁断機など使うものではない.見事に斜め切り.


7月27日

Hahn-Hellinger の定理の証明は図書館を二時間歩き回っても見つからなかった. しょうがないのでミルナーのモース理論を借りた. ついでに特性類も借りた.原著がなくて残念. なんか借りてる本が学部四年生のようである.

文房具屋にいつも買っているノートを25冊まとめて注文した. 本当は50冊にしたかったが,財政難につき.

今日のセグ:楕円の焦点から出た光がもう一つの焦点に集まることの証明が難しかった.


7月26日

台風は大したことなかったようだ. こういうときには不謹慎だが「面白くない.」と思ってしまう. 思ってしまうのだから仕方がない.

今日のチューター室は考え事の時間によかった.何も進まないが.


7月25日

証明しないセミナーは証明するセミナーよりずっと難しいもんだ. 悠々と証明をしないセミナーができるのはその道のプロである.

という訳で,お盆休み頃に Hahn-Hellinger の定理というのをやることになりそうですが. どうしてもこれは証明に見えますよね? 証明はしないと節の最初に書いてあるんですが. 「証明しない」宣言があるのでこの「証明」が分からなくても読者は文句を言えない ということでしょうか.しかしこんな証明なら読者の精神衛生上ない方がましかと. しかしとりあえず,いまい君がトポロジーの勉強をするということなので許すことにします.


7月24日

新宿某所にて,昨日の論文の主要補題を読み終わった. ノザワヒラクの分野のようだがそうではない,と思う.

何日か前の話だが
合宿で,ホモロジー代数はウルトラマンで導来圏はゼットンだと小耳にはさんだ. なんでも,ゼットンという怪獣は一兆度の火の玉を出せるのだそうである. 確か「空想科学読本」には,そのような火の玉が少しでも存在したら 地球は蒸発してしまうというようなことが書いてあったはずだ.

いまのところホモロジー代数にも導来圏にもあまり縁はなさそうだが, まことに,現代の数学とはおそろしいもんだ.


7月23日

シエンフリースの定理の使い方.局所同相写像によって 包含写像に近い埋め込みが埋め込みにリフト.

それにしても論文を読むのには時間がかかる. こういうものをどんどん読みこなせる人は本当に頭が良いか 適当に読んでいるかのどちらかだろう.

ちなみに今読んでいるのは長期的には読むことが絶対必要で, 短期的(修論提出まで)にはおそらく不要というもの. そろそろこの辺を割り切って選択すべきかで迷っています.

SEG後に喫茶店で茶を飲んでいたら地震が起こって 客がみんなびっくりしていた.かくいう私もテーブルの下に身を隠そうとした.


7月22日

セミナー二つの後,出発,新幹線の車中で野沢君とTFSの話し合いをして,帰る.


7月21日

今日の発表は失礼なことにかなりの部分を居眠りで過ごしてしまった. どうもセミナーハウスの食事は僕には多すぎる. しかし,残すのも失礼かと思って,結局食べてしまう. 長居すると太りそうである.

昼食の間,セミナーハウスにキャスター付き巨大黒板が運び込まれる. これはすでにあったものと同型のもので,以後は黒板二面を並べて使う訳である. 黒板の広さ自体は数理のセミナー室と遜色なくなったが,上の方に書けるのは 一部の長身の人に限られる模様.

散策の後,かんな内さんと合流.そして,その後昼寝してしまい, 横山さんの発表に遅刻…駄目だ.

中二階の多目的ルーム(だっけ?)で飲み会.メタクサというギリシャの酒を野沢くんと 何杯ものんだ.いろいろな先生がはじけていて面白かった. ウルトラマンの長幼の序を言えるか否かで世代が分離されていた. 今日来た blackboard は unstable だから earthquake に遭ったときには 注意せよとのことだ.ちなみに学生だけでセミナーハウスを使うことも可能な模様. そのうちM2で合宿に行くのもいいかもしれないという話をした.


7月20日

いよいよ野沢君のモウソウも…失礼,研究も進んでいるようで,ついていくことが 俄然むずかしくなっている訳だが,先生の仰る「例」を探すのが大変であるようだ. とはいえ例と言えるほどに具現化されないまでも,何かのイメージが映じていることは 確かであると思う.それは,一般の多様体/位相空間に関する定理を目にした際に 脳裏に映ずるものと類似しているのかもしれないが,そのようなものを転がすだけでも 十分数学をしている気分になってしまうのは,理解できることではあるが?  しかし,自分のモウソウを聴衆に伝えたいが十分に伝えきれない歯がゆさというのは 経験してみたいような気もする.頭おかしいですかね.

自分の発表については何をかいわんや.リプシッツイマージョンの定義をもっと 自明でなくしてみるという方向はあるかもしれない.

トリビアの泉をやっていて,タイヤをスキーのジャンプ台から転がすというのがあって, 運動方程式によれば云々などと勝手に盛り上がっていたのだが,その後がいまいち 面白くなかった.某制度導入に関するアンケートに答えたりした.


7月19日

というわけで,坪井研合宿はじまり.って,これは実は研究集会だったんですか. やばい…もっとまともなネタを用意すべきだった…というより, 普段考えていることがあるという前提で,そのことについて 一般ピープルに解説するというあり方が想定されていること に気づいていませんでした.「なんでも」とは違うのでした….

玉原高原は確かに人里離れてはいますが,吉野であるとか奥多摩であるといった ような山奥という感じでもありません.高原と呼ばれる土地はそういうものなので しょう.とりあえず涼しくて冷房は要りません.冷房設備自体,そもそもありません. 今日はセミナーはなく,同じ日程で来ている斎藤義久先生主催のセミナーを 見物したりしました. とりあえず,明日の発表のために初めてOHPシートを書きました. 軽く先生方とのんで寝ました.


7月18日

けふは採点だったが,楽な問題で良かった(難しい採点は任せられないと 思われているのなら,由々しき事態であるけれども??).

Dranishnikov 先生から返事が来た.ちゃんとメールは届いていたようだ. PDF ファイルを送ってくれという内容だったので,送った.


7月17日

無限次元の論説を和訳して,だいぶ色々なことが分かった. これを使えば,(数学関係者に)無限次元トポロジーとは何ですかと聞かれたら 即席の発表くらいはできるような気がする.


7月16日

母が祖父の初盆から帰ってきた.食生活が大分改善された.

合宿の発表はついに無限次元をやることを諦めた.
正面からやると,定理一個さえ時間に収まらないことは明らかで,
では,うまく要点を説明できるかというとそれもできない.
まだ修業が足らんということですね.

ある新しい論文のサーベイをすることにしようと思う.
予備知識がいらないので,学部生が来てくれるなら最適のテーマだったのだが.


7月15日

ついに理解せずに読み進めることの限界に達せり.
少なくとも自明な点でつまずくことは避けたかったのであるが.

朝の東京駅…みんなメガライナーに乗りたいそうだ.


7月14日

コーヘンセミナー.不明箇所まで進めるか. しかしこんなに副業ばかりやっていていいのだろうか.


7月13日

SEGチューター.質問者は引きも切らず.


7月12日

3時?分就寝→8時起床→洗濯だけしてねる→
14時30分におきる→シャワー→勉強→19時夕飯→
20時30分わからんのでねる→23時おきる


7月11日

コーヘンの本に齧り付くのは今日くらいまでにしておこうかと.一応. とりあえず「強制法は一日にして成らず」.

ジーマンの組合せ位相幾何学のセミナリーノートをコピー. これから,ハドソン,グレイサー,スタリングス辺りも狙うこととしよう. なんだかこの手の本には魅かれるものがある.


7月10日

藤本君を囲む会.いやぁ.もう4年近い訳ですか.
僕と数学,僕とこの日記のもろもろの登場人物との付き合いも,だいぶ長くなるんですね.

それはともかく料理美味しかったです.(財布カルクナッタ?)


7月9日

今日は直和論文の訂正.思えばこれとの付き合いも長いなあ. といっても僕がほったらかしにしているのが原因ですが. 主にお絵描き.一度苦労して書き上げたものの,間違いに気づいて 全面的に書き直したりで,一日中かかってしまった. 絵の入ったバージョンをアップロードしておきます.


7月8日

コーヘンセミナーはお互い眠かった.次回で最終回?

ページが取れているのはは―に限らないそうだ.
残念ながら,米国の製本技術は日本に比べて劣っているようである.
和書でこんな経験をしたのはドラクエ攻略本くらいのもんである.
おしなべて小さいものは日本で買ってから米国に行った方がよいとのこと.
セミナーが終わった後,大講義室から出てきたノザワ君の元気さが光ります.


7月7日

集合論を中途半端に知ってる状態をどうにかすべきか? 池上君はえらい…. 次回のなんでもで強制法をやるというのも,集合論に対する 自分の理解を整理するという意味であながち悪くはないのかもしれませんね. 無限次元多様体論とどっちにするかで相当考えます. 自分の「専門」の話をしたいのも確かですが, 集合論の方が,発表能力アップにいいかもしれません. しかし,なんでも発表の前に修論を本気で考えないとな.

直和,すぐ絵を描きます.待っててください.


7月6日

集合論←→トポロジー,さてどっち?

今日は,文房具屋でノートを色々見て楽しかった.最近,側面を斜めにカットした 「めくりやすいノート」というのが売っていて,高価だが注目している. 罫線が薄ければ,もっといいのだが.

いつもの「エコールノート」の他に,キャンパスのA5ノートを買ってみた. 論文を読むときのノート取りに,論文一本あたりに一冊のつもりで. 学部三年のノート取りに使った,A4サイズの「マルゴノート」が 店頭からなくなっていた.残念.僕のノートは重厚長大から軽薄短小へ, という傾向にあるようだ.ただ,その場で手に入る不特定のノートを買うのは 昔から避けている.書棚に入ったときの統一感というのもあるが, 使い慣れないノートだと,どうも勉強に身が入らない気がする.

今日は,僕がTAをやっているM先生の授業が,T先生に代講になったのだが, 授業で前提にしてよいことが何か,というのはなかなか伝えにくいものだと分かった. 僕がT先生にそれを教えられるほど,毎回の授業の内容をちゃんと把握していなかった のが悔やまれる.


7月5日

今日は久しぶりに General Topology の質問に答えた.


7月4日

セミナーの日.コーヘンは,とりあえず,「なんでも」でやってるのに近いことを猛スピードで 発表したりしている.

位相群の双対定理は,なんか詰まり気味だった.


7月3日

今日はポール・コーヘンな日.

「Kunen = 難しい(らしい)集合論の本」というイメージが学部三年,四年の頃には あった訳だが,最近「Kunen = とっても丁寧な教科書」という評判は全くその通りか もしれないぞ? と思えてきた.ポール・コーヘンを読んでるとそんな気がする.


7月2日

今日はセグ採点な日.自分の目が節穴であることを身に沁みてよく分かった. ところで継続試験の成績が必ずしも芳しからず…て,大抵,原因は仕様もないミスなんですが. 塾の先生というのはこういうミスも許されない職業かと思うと自分は先生にはなれない気が….


7月1日

半年に一度の日記大掃除.大掃除をするたびに, 自分が新しいステージに進んでいけるといいなと思う.
野沢君とあべのりの真似をして始めてみた日記だが長続きしているようだ.

今日は久しぶりにほとんど何もない一日だった.つくばが休みになったので. 大学に行って勉強をした.帰りに,湘南新宿ラインというものに乗ってみた. いつもの電車やバスで寝るのもいいが,ちょっと違うのもいいかと. 大船まで行って帰ってきました.路線図を見ると,端のほうに伊東が書いてある ではありませんか.こんどは論文を読みながら伊豆半島を一周するプランでも実行 してみようかな.とりあえず金かかりそうだ.とくに西伊豆.

湘南新宿ラインによって,たとえば,小田原から高崎まで一本の電車で行ける ことには殆ど意味はないのだけど,東海道側と東北側との乗り換えをなくしたのが 一応大きな意義なんでしょうね.そういえば大分前から,東北方面の電車を 全部上野から東京にもってきて東海道と直通運転するというような話もありましたが, あれはどうなったのでしょうか? もうやめたんですかね? もう鉄道の話はわからん.

最近「ミュージックバトン」という拡大ネズミ講が行われているようですが, 渡す相手がほとんどいないので,僕のところで取り敢えずバトンは止めときます. ただ悪意のないネズミ講のようなので,答えは書いときます.

Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
ゼロ

Song playing right now (今聞いている曲)
今は聞いていない

The last CD I bought (最後に買ったCD)
Mr.Children "It's a Wonderful World".大分まえ

Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く,または特別な思い入れのある5曲)
・Queen "teo toriatte"
ツクコマの音楽祭で知った,また他ではなかなか知り得なかったであろう名曲として一つこれを挙げておく. 他にもいろいろある.

・J. S. Bach "Toccata and Fugue in D minor"
この曲の冒頭をテレビの効果音に使うことを最初に思いついたのは誰なんだろうか. もはやこの部分はあまりに先入観が強いため,音楽としての鑑賞が不可能. それを除くと勉強の集中力アップに効果があります.

・Mr. Children "蘇生"
この曲は…院試からの「蘇生」の途上によく聴いた曲です.二車線の国道を跨ぐようにかかる虹を… で始まりますが最近久しぶりに虹を見た.それも二重の虹を.多分日記には書いてない.

・B'z "RUN"
B'z は一曲挙げるとすればこれ.そういえば,数学科に入ったら B'z ライブに行くなどという 計画を個人的に立ててましたっけ….いまは別にいいやって感じ.

・globe "FACE"
TK プロデュースの曲はみんな好きです基本的に.音楽の流行なるものの存在を知ったときが 小室氏の最盛期だったので.この曲はちょっと最盛期すぎかな.新潟に旅行に行ったときに 夜のアーケード街に流れていて,辺りの暗闇にこのうえなくマッチしていた, という形で記憶に刻み込まれた曲.あまりうまく説明できない.

Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)
止め