簡易日記(2003年7月〜9月)

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9月30日

ボレルはぼちぼち.まだボレル集合族は一回も出てきていない.
途中で飲み物を買いに行って戻ってくるとピラフに会った.2週間ぶり.
まあ気長にやってくしかないですね.
キンモクセイの香り.


9月29日

日記にうだうだ書いても何も始まらないということは分かっていても何かを書いてしまうのです.
過去日記を見ると5月くらいまでの僕が健康そのもので泣けてくる.でも,頭で考えていても,元には戻らない.


9月28日

うーん

やはり撤退やむなしか.
微妙な状況.

親には頭を使わなくていい農作業でもやればと言われてるんだが….
あと水泳でもやればとか.

調布の図書館に行ったが,数学の書棚からは足が遠のく.どの本も面白くなく見える.しかも体が異様にだるい.旅行の計画を立てようと時刻表に向かうも気力なく,帰ってきた.


9月27日

今日の生活
9時起きる.朝食.すぐ寝る.1時起きる.昼食を作って食べる.軽く片付けて,寝る.4時起きる.PCに向かう.寝る.バイト先に「辞めたい」と電話しようとするが,留守電.メッセージを吹き込む.夕食.風呂.バイト先から電話がかかってきたので,体調不良につき辞めたい旨言う.諒解は得られ,月曜日に残務整理に来いと言われる.

I君,メールありがとう(\neq いかわ).

精神的には壊滅しつつも一応形式的には順調なコースをたどりつつ,ここまで来ているというのはとりあえず(僕自身から見ても)驚きに値する.けれども,これからはもっと自分を見ていかないと生きていけない.ここ数ヶ月は思い詰めすぎて気がおかしくなったようだったが,そこで得たもので評価できることがあるとすれば,ノザワと僕とは進む道が違うんだという,はたから見れば実に当然なことを自覚できたということだろうか.
もう仕方がないのだけど,幾何を選んだことを既成事実のように考えて突っ走ってしまった一時期があったことについては間違いだったと思う.しかし「うめはみ」つながりで友達が増えたことも考えるとあながちマイナス面ばかりだったともいえないだろう.

新学期の足音.ひたすら寝ることでエネルギーを充電して臨むことを考えている.


9月26日

首もすわらぬ半覚醒状態で数理棟に足を運ぶとゼミの日程があった.往復の電車がだるい.歩いてる途中にへたり込みたくなる.
「メールの返信が早い」「日記が長い」等はこの日記の筆者がいかに現実から逃避してPCに向かっているかを示すもので,決して良い兆候ではありません.あしからず.

点を区別するための関数をいっぱい作って馬鹿でかい直積空間に埋め込むという議論は,General topology にはありがちな気がする.いかわ君にはLemma 1.5のうち同相は言えると携帯メールに証明を送る.微分構造については僕の関知する処ではないのでなんとかして下さいませ.


9月25日

ピラフだいありにウメハミという単語が出てきたので久し振りにウメハミを見てみた.

うーん

壁現る.

H^1とか書いてあるのは気のせいですかねえ.それ以前に数学やる気あるのかという話ですが.
院試前のような不安焦燥感はないのがまた恐ろしい.
逃亡するか.

えー

特に意味のない情報ですが
明日のボレルは中止です.
池上君お大事に.急に寒くなりましたから. (ていうかやっぱり9時は早いでしょ.大体寝てる時間だし…ごにょごにょ)

ウメハミ第一回は決まったのでしょうか.情報求む.

C^\infty 多様体見たくないよぉ.せめてC^0 多様体にしてよぉ.ぶつぶつ.

まあ C^0 でもやる気が出るのか微妙といったところですが.誰か,世の中に面白い物があったら教えてください.

近所の酒屋で500mlコーラを100円で買って飲むコーラ中毒患者は僕です.

BAR にでも通って知っているカクテルの名前を言ってみたいがそんな金はどこを探してもない.仕方がないので

ネグローニくださーい

ここで言ってみた. 色変える意味あったか?

およそ世の中に面白い物なんてあるんですか.
ハウスドルフ空間の稠密局所コンパクト部分空間は開集合です.
パラコンパクト空間への完全写像をもつ空間はパラコンパクトです.

左様ですか.

とりあえず上のステートメントが数学をやっていない普通の人にはどう見えるのかは興味がある.
うーん合格か…と他人事のように.

数理の修士に進むとした場合はホモロジー代数の単位を修士に持っていって残りは6個の講義を取ればいいそうです.あとはゼミと論文.
今の段階ではさして意味のない情報ですが.というか将来にわたって意味があるかも分かりませんが.

結局旅行なんて言われても電車かバスに乗ってひたすら寝ることしか思い浮かばん.われながら発想が貧困.
温泉→風呂に入るのが面倒
観光→とりあえず調べるのが面倒.実際に行ってみたところで何を見ても面白くない
という訳で終わってるんですが.

コーラはいい!

今日は1リットル飲みましょうか.
数学はやりたい時に,やりたい事を,やりたいだけやるということを原則としているので,今日はやりません.多分.

あー,jpeg になったのはいいけど汚いー.

こんなので引っ掛かるページだとは夢にも思っていませんでした.
この言葉で検索した人がいたとしら非常に申し訳ないです.

おおっ

キャラクラが進んでいるようだ.
ちかごろ「幾何学」をしている人達がすっかり怖くなってしまった.そして,何週間後かに僕も….

「束」を見て何を思う

たば…正常
bundle だと思う…善
lattice だと思う…悪
「JR 束日本?」…ヲタ

僕は正常のようです.

オリパンフ完成おめでとう.
我々の代の作ったオリパンフを見ると1年前の自分に戻りたくなってくる.

僕の場合駆け上るスピードが速かった分落っこちるスピードも速かったようで.落っこちてなんかいないと言ってくれる人もいるのですが.

ポテンシャルを越えるのに必要な運動エネルギーがないから,だらだら書き連ねているのですが.
誰か第2種永久機関でも発明してくれないでしょうか.

Infinite Dimensional Topology を読む気力はいつになったら出てくるのか想像も付きません.悪の数学ですかね.悪としても認識されてない気が.

うーん.まだあまり深く考えていないですが
冬学期はご迷惑をかけてしまうかもしれません.
学業は鬱になることばかりですが飲みは歓迎しますので.
何かあったら誘ってください.

湯島天神行った方がいいのかなー.あそこは甘酒が美味しいのだそうで.

我が家の前にある1週間に1度しかバスが来ないバス停が,1日6本くらいバスが来るバス停になったようです.ふーん.昔の僕だったら試乗とか考えたんだろうけど.
出身幼稚園の横を通ったら,相変わらず同じ匂いがした. 図書館は,こんどは特別整理期間か何かで休みだった.

明日はバイトがあるということで,辛うじて引きこもりを免れる訳ですが.それと掲示板を見に学校にいくかもしれない.


9月24日

昨日みたいな脱力感はない.
何もしない生活が板に付いてきた感がある.
病院に行って,その帰りに事務的な用事で学校に寄った.あべのりと土岡がいた.
そのくらいかな.


9月23日

廃人という形容がふさわしい今日この頃で.
地域の図書館は祭日のため休みですか.
今日は外出ゼロでしょうかね.

なんか小郡が新山口とかいう駅名に変わるそうで. 鉄道界にはろくなことがないですねえ.
鉄道ファンなんか長くやってればやってるほど損な気がする.
もう自分を鉄道ファンとも思ってないが.

なんか数学以外のことをしろとの御命令もあったりするので旅行にでも行くかも知れませぬ.

椅子に座っていたら,あまりの脱力感のせいで,いつのまにか床にすべり落ちてました.


9月22日

真に書くことないです.脱力生活も2週間以上経ちました.

あ そいえば焼きそば作ったよ

気が付けばこんなところに放り出されてるよ,自分.
現実が自分とは逆向きに走り出しています.
きゃっっっかん的に見ると結構大変なことをしでかしてるのかもしれない.
しかし,それら全て,今の自分には「それが何?」
全く現実に適応して生きることなく,ただエネルギー消費を最低にして日々を経過させている.
それが私の「生活」なのです.


9月21日

そのアルバムが完成した.しかし昔の写真を見ても懐かしいという気はしない.そんな風景を見たことがあると言われればあるが,特別の思い入れもないといった感じだ.なんか非常に損をしているような気がするが現実はこうなのだから仕方がない.一番古い写真は1994年3月の写真で,これは熊本にブルートレインで行った時のものだ.「あさかぜ1号」.このころは博多まで行っていた.歳の割に一人旅歴だけは異常に長い僕だが,最初の一人旅は1992年1月18日に一人で横浜線に乗ったことだと記録されている.今を去ること11年8ヶ月前.一人で電車に乗りたいという願望がよほど強い子供だったのだろう.あの頃乗って面白かったのはゴーゴー言ってガクガク揺れる八高線だ.八高線が当時のままであったなら今でもちょくちょく乗りに出かけていたかもしれない.

去年の夏にやったプチ家出(?)のときは写真を撮っていなかったかと思ったが最近になって撮っていたことが分かった.すべてが硝子の向こうの景色に思え,ただただ空しかった.なぜか日焼けしたくて,或る日は呉の海岸,別の日は山陰の田舎の海岸に寝転がって焼いた.そう,あべのりの高校時代の友人に宿で出会ったことも忘れてはならない.旅をすると世界は狭いと思うことがあるがその最たるものかもしれない.

という訳で,今やっていることがあまりに少ないので過去の思い出ばかり書いている訳ですが.

ああ,某所でのゼミも再開しなきゃいけないよぉ.どうしようかな…1年前のやる気満々の自分に振り回されてる.あ,これはトップシークレットということで.

数学をできるようにするために,数学しかできないように自分を縛り付けたツケが今回ってきているのだろう.たとえば物の認識のしかたが,非常に形式的になり,価値判断が伴わなくなった気がする.それがひいては,「数学の何が面白いか」さえ分からなくしている.まさしく自滅である.今更それをどうしろというのか.

どこの大学院に行くのですか? ファイナルアンサー?
ってそもそも大学院行ってどうするのですか?
ジェネラルトポロジーで大学の職にありつけるとでも?
そもそも研究する気ありますか?
まあ結局は塾講師ですかねえ.夢をもつのはいいことだけど.
結論が出るはずないです.

やれやれ結局現実逃避か.僕の病名は現実逃避病かもしれぬ.どこまで逃げおおせることができるか,この日記をご覧の皆さんは1ヶ月後が楽しみということになりますが,どうなるのでしょうか.

まあそういう訳で色々ありつつも自分は生き永らえている訳でして.
デジカメプリントは駄目だと言いつつ和敬塾の門柱のところでピラフが撮ってくれた写真はなかなかの出来だと思ったりもする訳です.何か「思う」以上は僕もまだ生きてはいるのでしょうね.


9月20日

いかわ日記始動ー.

相変わらず睡眠を中心とする生活ですが.

「無いとつじつまが合わない.どこかにあるはず」のミッシングリンク.去年の北陸旅行と免許合宿の写真が入っているはずのフィルムをドラムバッグのポケットから発見.数学科っぽい生活をしてると,全然用のない道具というのは色々ある訳だが,ドラムバッグもその一つ.免許合宿は確かドラムバッグで行ったはずという記憶を頼りに探したら当たった.やれやれ,これでアルバムが完成するぞ.中学に入る前から最近の飲み会までを収めた膨大な写真集.価値あるんだか.

もう,終わってます.病気か何か分かりませんがポテンシャル最低の点から抜け出せません.これは冗談ぬきの話で特別講究もちゃんとできるのか怪しいです.


9月19日

結局あの本の略はキャラクラなのか….

なんか題字が暑苦しいので前に1日だけ使ってたのに戻しました.クリスマス風.小さめに表示した方が上品でいいね.

2年前の僕…モシリバに泊まっていた.海の向こうに国後島が見える.恐ろしく何もないところだが,海から昇る朝日は最高.浜辺にハマナスが実をつけていた.なんか種の周りが食べられるらしい.テレビは,同時テロの報復攻撃の話で持ちきりだった.ご主人はちょっとのんびりした感じのおじさん.おりしも鮭の遡上シーズンで,釣り客の人も多かった.鮭のチャンチャン焼きを頂いた.

塾を2コマ続きでやった.放物線と楕円.


9月18日

とりあえず,ボレル行ってきました.次回も行けるといいなと思います.

ついさっきまで難なく飛び越えていたハードルが,今の自分には大変高いものに感じられる.そんな僕.

悪の数学だ善の数学だいうけど,数学は基本的に一つ.何でも知っていたらいいには違いない.どこで何がつながってるか分からないのだし.あまり興味の範囲を自分で決め付けてしまうのもどうかと.って他人のこと言えるのか.

2年前の僕…やっぱり「ましゅまろ」に泊まっていた.2連泊していたのだ.ライダーのおっちゃんが自慢気に見せるビデオに見入っていた.自分が野宿したという礼文島や天売島・焼尻島の映像だった.

一昨日のつちおかのお言葉
「この日記を見てると,山下さんと野沢さんが付き合ってるみたいですよぉ.」
つちおからしくてよい.


9月17日

僕は今からちょうど2年前,一人で北海道を旅行していた.9月3日に出発して,お金と気力と体力とが続く限り旅行を続けるつもりでいたが,帰ってきたのは結局9月30日のことで,4週間にわたる長旅になった.その頃大学院入試に苦しむ自分なんてものは想像だにしていなかっただろう.数学の色々なことも知らなかったし.あの旅を境として,自分は脇目もふらず,坂道を駆け上るような日々を送ってきたのだと思う.

そんなことを思い出したのは,過去の写真の整理をしていたからだ.あの時は,すべての意味で,心に余裕を持って生きていたのだと思う.旅行の直後からはじまった松尾先生の授業が面白かったのも,これは心の余裕のなせる業だったのだろう.それを思うと,今までの緊張レベルが 100 なら,これからは 70 かそれ以下くらいで生きていきたいという気がしてきた.そのためには8月8日に自分が夢想したように,4年後期からはじめるサークル活動なんてのも満更捨てたものではないなと思うのだ.

ちょうど2年前の僕がどこに泊まっていたのか調べてみたら,ましゅまろだった.美留和というほとんど誰も降りない無人駅の近くにあって,自転車で屈斜路湖に行けるところだった.夜空の星が例えようもない美しさだった.ご主人が自家製のコクワのお酒を飲ませてくれた.泊まっている人はみんな旅には一家言ありそうな人ばかりで,特におじさんライダーが目立っていた.ライダーは野宿も多くて,民宿で泊まれるのは贅沢な日.おいしいジンギスカン食べ放題の店を紹介してくれるライダーさんもいて,次の日に実際に行っていくら食べたか報告したら,やっぱり若いもんは違うとびっくりされたりもした.

そういえばこんな僕もあったんだな〜.青春だ.しみじみ.


9月16日

院試合格発表.受かってた! 落ちてたら,とりあえず友達と顔をあわせづらいなあと思っていたのでその点は安心した. ノザワが夕方になってやっと来たので写真を渡す.彼は昨日は色々あったらしく,あと一週間くらいお酒は飲みたくないと言っていた.そこで飲みではなくメシにすることになり,三枝さん,斎藤,ノザワと一緒にZIZIで食べて帰った.


9月15日

遅くなったけど細田さんハピバスデゐ!

デジカメの写真をカメラ屋さんの前にある機械でプリントしてみた.仕上がりはうーん,って感じ.ちゃんとした所でプリントしてもらった方がよかったかな? でも一眼レフで撮ったものを上回ることはなさそうな感じだ.

写真を見て和敬塾の扁額の字がかっこいいと思ったので筆ペンで臨書してみた.しかしやっぱりうまく行かない.自分なりに書いた方が余程綺麗に見える.筆ペンで書いたのにそもそも無理があったか.

「塾」の字の下の「土」にテンが付いているのは安定感があってかっこいい.その他に「東京大学」のロゴの「京」が一画多いのとか,「朝日新聞」のロゴの「新」が一画多いのとかは微妙な異体字だけど好きだ.でも塾の字ほどではないかな.


9月14日

なんかひどい日記になってるな…申し訳ないです.

あと自分の進路に関する発言は確定的なことは何も言っていないということをご理解ください.僕も自分の発言で自分を縛り付けたくないので.

今日もただ休養.買ったTシャツを返品しようとしたら,セール品なので駄目と言われたので,帽子と靴下に交換した.

何も演奏しない曲は「4分33秒」ですか.


9月13日

今日は酒が抜けなくて,一日中だるかった.

昨日のあべのり君が僕の数学に対する姿勢を評価してくれたことを,僕は素直に喜びたいと思います.

ボレルで僕の心はまた数学に向くのでしょうか.とにかく「善」はしたくない気分.

自分は人間的に細いと思う.太くなりたい.

自分は基本的に暇人である.忙しいのはいいことなのか.ちなみに僕の場合忙しさは年齢の単調増加関数にはなっていない気がする.3年のときより今の方が暇だ.悪いことか.

今の日常…昼寝.これを書くこと.他の人の日記を見ること.メールを1時間に1度のペースでチェックすること.あんた何してんだ? と思うかもしれませんが,今日の飲み会帰り後は,本当にそれで尽きています.

今はこれでいいんですよね.

ああ.都合の悪いことを忘れる能力を発達させた結果,すべてのことを忘れる能力が発達してしまった気がする.ほんとに.数学の肝心なことも忘れる.

暇ですから,僕の部屋がどんな感じかでも説明してみましょうか.
まず…ベッドがある.クローゼットがあり,その中にプラスチック製の棚を据え付けて洋服をしまっている.あんまり整然とは入っていなくて,外にあふれ出している服もある.その他の家具として,学習机,本棚,小さな机がある.学習机は小学校1年のときからのもので,もう脚はひしゃげ,下手すると壊れるかも.本棚はスライド式で,かなり大量の本を収納できる.前に数学の本を全部本棚から出してしまったので,空っぽの一角がある.残された部分に入っているものはいろいろが,まず過去の旅行の写真を収めたアルバム.360枚収納の分厚いのが6冊あるけどまだ足りない.あと,過去の自由ノート,昔問題集をやったときのノートが沢山残されている.他には鉄研時代の部誌が20冊ばかり.時刻表がつい最近まで沢山入っていたが邪魔なのでベッド下に大半を移した.その他雑多なものは色々.なんかもう説明するのも面倒なのでこの辺でやめ.もっと知りたい人は僕の家に来てください.


9月12日

美容室の割引チラシがあったので髪にちょっと色を入れた.人生初.でもその割に感動はなかった.僕は飲み会の前に過剰に気合を入れてしまう傾向があるかもしれない.その表れが髪だったり香水だったりする訳だ.ノザワ家で香水は「当たっていた」ことが分かった(僕が4月頃に立てていた予想).しかしそのまんまそれをつけていくのは自分でも間違いだったと思う.

さて野沢家飲み.和敬塾がいかなる場所であるかは,かなり以前から興味があったので,ノザワが引っ越す前に出来て非常に良かったと思う.(ノザワの部屋の番号は鉄的に見たときに覚えやすいものだった.きっと忘れないことだろう.)家飲みは先に酒量が与えられていて,それを消化するような形で飲んでいくため,限界を突破する危険が高い気がする.自分も鏡を見たら赤面を通り越して顔面蒼白状態になっていたところを見ると,限界に近い程度まで飲んでいたのかもしれない.吐くかと思ったが吐きはしなかった.その後は酒を飲めるとは到底思えなかったので横になった.「音楽と宗教」について口角泡を飛ばして議論する野口とあべのり.野口の教養の深さには目を見張る.


9月11日

こんどは出鱈目感を強調してみた.


9月10日

主に,昼寝.

と言いつつ表紙に落書きなどしてみる.ペイントソフトは楽しい.


9月9日

ごろごろ生活.
一日中昼寝.
当分これが続く.
後期のゼミのときまでに復帰できるかなんて知りません.
(当然のことながら後期は必修のゼミ以外はとりません.)

ちなみに来年もまだ数学をやっている保証もありません.

筑波の合格通知キター.

脳機能停止
数学をできなくなった僕なんてただの抜け殻ですよ.
どうせ空っぽですよ.ただ生きてるだけですよ.

精神の自由さえあれば,人間はどこでだって生きていけるんだってさ.絵描きだって,神父さんだって…


9月8日

久し振りに塾でバイトをした.


9月7日

世の中では数学を象徴するものは「数字」であって,シグマでも積分記号でもないようだ.めちゃくちゃ違和感がある.

今日は本当に何もしていない.
というか何すりゃいいの.

ノザワナピラフの過去日記を見てみたら2月のところに「山下氏」とか書いてあってちょっとびっくり.「氏」なんて言われる存在だったのか….


9月6日

カラオケの曲目リストの空白が埋まった.

僕が出かけている間に Freak から僕の自宅に電話があったらしい.よくわからん.

Mr.Children「It's a Wonderful World」,Do As Infinity「DEEP FOREST」を中古で購入.

張力が切れて,堕ちてゆきます.


9月5日

あー

こんどはかなり本気の数学書封印.

「一大事『院試』が終わった」という実感のまるでないぼんやりした頭の中.形式的に終わったのだと認識していることはもちろんだが.院試打ち上げ飲み.

3時からの1次会はちょっと場所間違えたね.無難にライオンみたいなチェーン店の方がよかっただろうか.まあウルトラムールとかいう甘いイチゴ味ビールも飲めちゃったしいいことにしよう.さいとー君の好みとは微妙に違ってたみたいだけど. 多くの人が1次会でさよなら.河口湖に行く方行ってらっしゃい.5時からの2次会は魚一.最近,魚一のよさが分かってきたような気がする.一番酔ったのはここ.とりあえずお腹いっぱいになれる.妹のデジカメで撮ってみたりする.8時からの3次会はUzura.途中でダンス部の部活から戻ってきた井川君の注文の仕方が何かおかしかった.さすが井川君だ.バーというのは結構いい加減な注文の仕方ができるものだというのが,よく分かった.11時30分からの4次会は歌広場.たった980円.安いね.皆が歌った曲の曲目リストをつけたりした. 物を書くというのは精神的に落ち着く.ノザワの2曲目は I'll be (のシングル・ヴァージョン)で良かったはず. 歌った曲の数は全部で65曲になったらしい. 5時おわり.5時の渋谷の「熱気」というのを初めて経験した.


9月4日

今日は僕の誕生日.22歳になりました.年ばかり増えて大人にはなってない気が.

昨日の訪問者数 76 人とは一体どういうことでしょうか.と思ったらノザワページ 165 人とか.大体(ノザワページの訪問者)/(このページの訪問者)=2 なる公式が成り立つということでいいのでしょうか.

試問.基本事項については普通に答える.好きな定理は coincidence theorem,好きな多様体は S^n, RP^n,好きな位相空間は Cantor set と R\setminus Q であると答えた.相当沈黙が長かった.そして質問することが尽きたのか,早く終わった.

ノザワに誕生日のお祝いをしてもらった.駒下のルーシーへ.中田君と一緒に行った.ぬいぐるみをプレゼントに貰った.ありがとう.


9月3日

渋谷の耳鼻科を経由して,筆記の合格者発表を見に行く.受かっていた.僕は鬱状態のせいで,夏休みの間,全然勉強する気が起きなかった.そのため試験勉強はほとんどしていない(気休めのために,調子のいいときにちょっと復習をしたりはしたが,能率が甚だあがらなかったのは言うまでもない).それだけにこの試験については落ちて当然と考えていた.なんだか,実感がわかない.これからの期間は,僕の調子を回復するために,あてたいと思う.だから面接が終わってからしばらく,数学以外のことをやったり,家でごろ寝したりしたいと思う.

今日は野口君と帰った.野口君は「自分が考えて正しいと思ったものだけを信じる」という.これは僕の数学観に近いかもしれない.

ちょっと今から不安なことを書いておく.後期の「埋め込みとはめ込み」についていけるかなあ.7月当時の感覚がなかなか戻りそうにない.皆さんお助けください.(自分が考えて正しいと思っていないものを使う数学は大変なんです.)

近頃は Mr.Children の"I'll be"を聴いてから寝てる.アルバムの.


9月2日

昨日の訪問者数,55人.過去最高と思われる.院試が何かの影響を与えていることは確か.皆がある意味暇だからか? あるいは緊張と不安のせいか?

そして朝が来た.ついに,過去問が1問しか解けたためしのないまま,B問題に突入することになる.1問も解けず,4時間何もできずに終わってしまうのではないか.その心配はぬぐえないものがあった.問題を見た瞬間に,どれひとつ解ける気がしない強固な壁.それが過去問を見たときの,B問題に対する僕の印象だった.試験を受けるからには過去問を解いておくのが筋であるとしても,今までとうてい,まともにやる気にはなれないのだった.気休めに,去年の河澄先生の中間テストを引っ張り出して,ホモロジー群を求める練習をした.マイヤービートリスを頭の引き出しから出すのにはよかったと思う.

全然解けないとしても,それはそれでよい.もうあとは仏様に頼むしかないと,僕のばあちゃんとじいちゃんがいる仏壇に,線香をあげて拝む.2度拝んで,最終的に僕の心は落ち着いた.自分の中に問題を解く道具を,ほとんど用意していないにもかかわらず,そして解ける自信もないのにもかかわらず,心を安定な状態にもってくることができたのは最初の幸運だったと思う.

数理棟に着いて,ピラフに向き付け不可能閉曲面のホモロジーについて聞かれたので,一緒に図書館で調べる.種数 k の H_1 は Z^{k-1} \oplus Z/2Z と分かった. 試験にただちに役立つとは思えないが知っているのはいいことだ.

試験監督は,麻生さんと誰か解析の先生(名前は忘れてしまった)だった.試験開始.淡々と解答用紙に手をつける.まず,いままでの中で学習の手ごたえが比較的あった測度論から手をつけるのが良かろうということで,第12問にとりかかるが,定義に基づいた証明がなかなか出来そうもなく,20分ほどで放棄.何かの写像の正則値の集合を求めよという問題(第7問)も,座標近傍をとってヤコビアンを計算するという操作を場合分けを尽くしてやらなければならず,計算しきる自信は到底なく,断念.

本当に解けるものは無いかと探し回ると,ホモロジー群の問題(第6問)に行き当たった.(1)で,ある空間がある2次元多様体とホモトピー同値だが,その多様体は何かと聞かれる.これは絵をかいて,頭の中でそれをつぶした.今朝の河澄先生の問題でもやった思考法だ.カンで S^2 2個の disjoint union と解答してみる.ホモトピーを作ってみたら,なんとかできた.(2)はそれを使ってマイヤービートリスの計算をする問題のようだ.包含準同型がどうなるかは,これまた幾何的にカンでやった.それが分かれば,ホモロジー群は比較的簡単に求まった.1問完答でとりあえず一息つく.

さて,ここで僕は解ける問題がなくなってしまった.所詮こんなものか.そう思いながら,問題冊子のページをぴらぴらとめくる.試験時間が半ばを少し過ぎたころ,麻生さんに手を挙げて,トイレ休憩を要求.気分の切り換えを図る.しかし,どの問も,容易には人を寄せ付けぬ雰囲気である.僕は,前にあきらめた第12問にもう一度手をつけた.背理法で証明する方針に切り替えて,できることをやっていく.すると奇跡的なことに,Fatou の補題を使って(1)の証明ができてしまった.(2)はどうかと思ってやったが,どうも同じようにはいかないようだ.近似のテクニックが要るのだろうか.

残り1時間を切って,僕は第5問を解けるのに気づいた.(1)の曲面の絵をかく問題が実は簡単だったのだ.なんで出来ることに気づかなかったのだろう.(2)はできるだろうか.連結性は弧状連結性が示せた.コンパクト性は R^3 の有界閉集合なのでよい.あとは,2次元 C^\infty 多様体であることがわかれば,R^3 に埋め込まれていることから自動的に向き付け可能であるということにも気づいた.C^\infty 多様体であることは,正則値の逆像であることで示せた.もう時間はほとんどない.(3)は分からん.time up.

僕は普段神仏を信じているわけでもないが,今日ばかりは,神様や仏様が自分に味方してくれたのだと思う.じいちゃんとばあちゃんに拝んでいたのがよかったに違いないと思った.第12問の(1)ができたのは,奇跡であったと思う.解けなくてもともとと思っていただけに,3枚の解答用紙をすべて答案で埋めることができたことが本当に嬉しかった.

終わってから,学部生スペースへ.池上君が神戸からのお土産を持ってお出ましになっていた.チョコレートムースにラズベリーソースをかけて食べるという,学部生スペースには勿体無いような上品なお菓子.有難くいただく.その後の討論で,第5問の(3)も答えが分かった.今日は何も思い残すことはない.僕は何週間ぶりかの爽快な気分だった.家に帰って,僕はもう一度仏壇に拝んだ.


9月1日

東大の院試第1日目.

英語.時間に対して問題量がひどく少なかった.訳に一部自信のない点もあるが,まあOKの範囲だと思う.見る方も英語はあまり重視しないようだし.めし.ノザワ・金光と食べる.金光がボットトゥーで知ったというファイバー上で積分してコホモロジーがどうとかいう話はなんか付いていけなかった.ノザワがその話に興味を示しているらしい.ああなんか皆が遠く思えてくる.幾何にして,幾何にあらず.そんな微妙な位置で自分は生きているのだろうか.自分の場所に自信を持てるまで自分との闘いだ.午後,A問題.第1問は奴隷の如く計算して,力づくで答えを導出した.簡単なジョルダン標準形と変換行列の求め方を覚えていてよかった.1年生の知識などと言われればそうだが.この問では,なにより友達と答えを照合して合っていたのに安心した(答えは 2 らしい.合わなかった人も希望を失わないで下さい!).ここまでで約45分経過.第2問は(1)(2)ができた.(3)は初期値が分からんので積分できん.第3問は毎年ある「位相の問題」と思われたので,意地でも解きたかった訳だが,(1)でいきなり詰まる.少し複雑な式を見ると証明する気力さえ失せるのは鬱のせいと思う.困った時はトイレ休憩ということで,とりあえず試験監督にトイレを申し出る.戻って,出来ることをとりあえずやってみると,シュワルツの不等式にそのまんま帰着することが分かった.しかし時間はかなり消費.(2)は「定義に基づいて証明する」問題という性格が強い.一応僕の比較的得意なところだ.「AとBが同値」を示すのに,「¬Aと¬Bとが同値」であることを示した.あともう1問解くことになっていたのだが,留数計算の方は留数の求め方が分からず撤収.分母が多項式でないと困る.微分方程式はなんか解けた気になったが,それは幻だったっぽい.しかし正解につながることを書いていれば正当に評価はしてくれるだろう.そんなこんなで time up.試験対策らしいことを殆どしていなかった(出来なかった)割には,まあまあの出来と考えることにする.明日は,もう多くは望まないが,自分の出来ることはやろうかと思う.解く問題もおそらく幾何に拘ることはないだろう(それ以前に解ける問題はあるのかという問題があるが).試問の先生のお顔を拝見することが出来れば,もう何も言うことはない.


8月31日

今日もほぼ何もしなかった.パワーが勉強できるレベルに達するのに夕方までかかった.鬱はすべての活動に対する気力というものを,奪うものだ(しかも症状が出ている間は,そのように客観的に見ることすらできないのが困ったものです).パワーが出るまでは家の中をうろうろ,うろうろ.明日,このような生活に終止符を打てることだけは確かだ.結果は知らない.


8月30日

今はただ,月日の往くを待つのみ.


8月29日

将来に希望を持ち始めたとき.それが,僕が立ち直る日だ.試験は,どんな結果であれ,後悔はしない.今は,何も頭に入らないとしても,黙って,机に向かったり,パソコンに向かったり,するしかないと思う.

今日は河澄先生のプリントを見返した.相対ホモロジー群というのは,いったい何なのか,わからない.とりあえず,心に余裕をもたないと,形式的なことに気を取られて,「本質」をつかみそこなう.しかし,今は心に余裕をもつのが一番難しい時期である,というのも現実のようだ. 人のことには気を取られず,ただ自分に正直にやる.今の僕に欠けているのは,そんなことだ.

アクセス数が心なしか増加している.

とある重要な事実を思い出した.

僕は幾何を選んだ理由は「General Topology は幾何学だから」.これを忘れてはならぬ.


8月28日

数理図書館から「サーストン返せー」というメールが来たので,返しに行く.ついでに,後期のゼミも申し込んだ.

帰ってからしばらくの間,何もやる気が起きずに,へたり込んでうーうー唸ったりした.ついに辛くなって眠る.起きたら気力がちょっと回復した. そしたら,B問題が自分でできた.もう今日はこれで満足てな感じだ.え? 簡単な計算問題だって? そんなこと,気にしない! とにかく僕にも試験に通る可能性がわずかに見えたきたってことだ.
嗚呼,それにしても早く院試が終わってほしい.そして自分の好きなことをやりたい!

僕の母の高校一年のときの担任は山下先生といい,数学の先生であったらしい.と特に意味のないことを書いてみる.


8月27日

二日目.
代数・幾何・解析・情報数学に分かれて試問がある.内訳は,代数3人,幾何2人,解析3人,情報5人.僕は2人しかいない幾何の1人で,試問を受けるのは2番目だった.僕は1人30分はかかるだろうと思っていたが,最初の人が10分で終わって戻ってきたので驚いた.あわてて試問室に向かう.質問内容はきわめて普通で「名前と受験番号,所属大学は?」「他に受けている大学院は?」「志望の動機は?」「試験の感想は?」と聞かれ,普通に答えた後,General Topology の本は何か読んだかと聞かれた.Engelking の最初の方を読みましたと答えると,もう試問は終わりだった.なんかひどくあっけなかった.こんなので良いのだろうか.
それにしても筑波は人口密度が低い.なんか駒場に慣れた身には寂しさがこたえる.


8月26日

筑波の試験一日目.
まず受験者が少ないのに驚いた.出願者15名,欠席2名で,試験場にいるのが僕を入れて13名.試験場はクーラーがなくて,蒸し暑い.午前は英語で,午後は数学だった.英語は deduction の動詞を deduce ではなく deduct だと思い込んでいて間違えてしまった.数学.割と基本的な問題が多かった.7問中5問を選んで解けとのこと.しかし,1/x(log x)^a の広義積分の収束発散を調べろという問題が出来ず(Sさんあたりからお叱りを受けそうだ),仕方がないのでそれを捨ててルベーグの収束定理を使う問題を解いた.
試験監督に僕の知っている先生がいた.それで話を聴いてみると,競争率もさほど高くないらしい….人気がないのか.


8月25日

ひさびさに正気を取り戻したような気がする. オレンジの次元論の本を持って,筑波に移動.


8月24日

池上君から林先生レポート関係のメール来たれり.返信す.

明日は筑波に移動だとかいうことで,久し振りに荷造りの特技が生かせそうだ.試験中の自分はどんな精神状態になるんだろう.もうなるようになるしかない.

東北勢が決勝に残るのは2回目と書いたが,5回目らしい.失礼.


8月23日

そうめんを食べる.我が家ではベランダによしずが張られて,遅ればせながら夏っぽい雰囲気に.
甲子園の常総学院×東北を見る.東北勢が決勝に残るのは1989年の仙台育英以来,2回目14年ぶりらしい.珍しいんだ.

あー,こんなにのんびりしてる場合じゃないのに,もう仕方がない.今日は常微分方程式の本を見るという悪あがきを試みたが,もともと大して興味が無い方面であるゆえ(その方面の専門家の方すみません),あまり頭に入らなかった.やっぱり一日を無為に過ごすが今の僕の運命なのでしょうか.

夜,ゴーヤーと烏賊刺しが美味しかった.ゴーヤーの味噌風味は,めちゃくちゃ簡単に出来るらしい.

次元論を復習して心が少し落ち着いた.位相が心を和ませる…やべえ.


8月22日

院試までこれだけしか時間がないと思う人も多いと思うが,僕からすると,こんなに時間がある.別に積極的な意味でも何でもなくて.

一日を,つつがなく通過させる,院試が終わるまで,その反復作業は続く.

久し振りに塾のバイトをした.バイトをしてるときはとりあえず普通にできる.


8月21日

気力と能力さえあれば,明日への道が開ける? 大学院に自分の明日はある? そんな問に直面する僕につきつけられた院試の刃. もうよい.もうよい.よいのだと言い聞かせるしかない.

陰関数定理のステートメントを5回ばかり繰り返しノートに書いた.このくらいの勉強はしないと気が休まらないらしい.外出もしないと駄目になると思い調布まで重い体を運ぶ.もう,心の調子は過去最低記録を更新中.大学入試の前にインフルエンザになったようなものと思うしかない.


8月20日

神様,僕に気力と少しの能力を下さい.そうすれば明日への道も開けるのですが….能力の方はどうにもならない面があるとして,とりあえず,気力を取り戻したい.そして,根拠はいらないから自分に自信をもちたい.でも,それは院試までにはどうにもなりそうにない.このままでは,院試の問題を目の前にして,1問も解く気力が起きずにダウンすることだって十分現実にありえそうだ.

あと,最近の自分の忘却の早さ.今日学んだことは明日忘れ,何も蓄積されない.これでは勉強したってただただ空しい.きっと脳がとっくのとうにオーバーヒートを起こしていて,機能しなくなっているのだろう.これは神様が自分に休めと言っているに違いない.そして数学以外の何かにも目を向けろと言っているのかもしれない.という訳で院試後はひたすら休みまくろうと思う.すでに嫌でも休養せざるを得ないくらい気力が衰えているのは事実なのだけれど,院試が終わったら全てから解放されて,本当の意味で休むのだ.

日記をはけ口にしてしまった.

日記だから事実は書いとかないと.今日はレポートを3つ出した.XBのレポート2つと,ホモロジー代数のレポートだ.もう,単位さえ来ればいいです.それ以上は望みません….そして,院試の過去問の解答をコピーした.ホッチキスで留めた分使いやすくなった.これをTeXにしようとかいう勇気ある人はいないのだろうか.ノザワナとあべのり,シノハラと一緒に昼食を食べた.和は積分なんだというのが昼飯の話題.微妙に痛いところをついてくれる.


8月19日

相変わらず冷夏ですなあ.

ああ,今日もやってきた,院試前の日々が.

1年後,自分はどんな人間になっているのだろうか.今の状況では,それすら全く想像がつかない.信じられない方向に進んでいる可能性がある気がする.

もうよい.CD屋にでも行くか.

僕のバイオリズムは夜に上向く.院試も夜11時とかにやってくれ! 無理か.


8月18日

昨日の「去年の位相の問題」は,去年ではなく一昨年の問題だそうです.
ところで日記だけ見ると勉強してるように見えててもほとんど勉強が手に付かないのが現状.今日は留数計算ができなくてへこんだ.昔やったことの復習は精神衛生上あまりよろしくないことが多い.しかしやらなければいかんのか.あと,「時と何とかの部屋」ネタでピラフと他愛もないメールを交わしたりした.


8月17日

線型代数の本など見返してみると,どうして僕は集合や位相の前にこんな「高等な」数学を勉強したのだろうと不思議な気分になってくる.やっぱり理系全般での応用範囲が広いから先に学ぶことになっているのだと思うが,1年生から数学科向けのカリキュラムを組むんだったら,論理的に最初は集合と位相であると思う.しかし,そんなカリキュラムだったら僕は位相に関して数学的興味をもてたかどうか.位相には解析の素養も微妙に要るし.結局,東大のカリキュラムはよくできていたのか.

ところで線型代数はいまだに身に付いたという感触をもったことがないなあ.あの北田先生の授業もまだ味わい尽くしていないということか.

去年の位相の問題は意外と難しい.位相空間 X からコンパクト空間 Y へ完全写像があったとき,X がコンパクトであることを示す問題.トポロジーの専門書に類似の定理があったので,何とかなったが,何も見ず出来たかと言われると怪しい.ちなみにこの問題で Y がパラコンパクトであると仮定すると,X がパラコンパクトであることが結論される.


8月16日

池上君が好きそうなお酒「基数」.えっ? 意味が違うって?


8月15日

カラオケで歌を知るなんてことがどれだけあることなのか知らないけど,Mr.Children の「ラララ」っていい曲だなあと思った.今日した勉強らしいことと言えば,XB のレポートを書くことと,去年の河澄先生の中間テストを見直したことだ.院試に向けて知識を蓄えるような勉強を,本来ならすべきなのだろうけど,僕はこの期に及んでもその気にはなれないようだ.あと10日で筑波大学の院試があったりもするようなのだけど.


8月14日

こんな徹夜の後は肉体的にもだが精神的にも狂いがくる.当然眠れてしかるべきなのに頭の中を色々なことが駆け巡って,なかなか熟睡できなかった.目が覚めると,僕は突然CDウォークマンを買いたくなった.自分が音楽を欲していると,思ったのだろう.財政的に余裕がある訳でも何でもないのに僕は調布に行ってそれを買った.自分史上最高額の衝動買いだ.かすかに後悔もあったりするがこのCDウォークマンが自分の新しい世界を切り拓いていくことを祈る.


8月13日

Set Theory の話を logical にようやっと追いかける.僕には Galvin と変わらないとも思えるような激しい証明だった.こんな議論を繰り返す論文を量産しているというイスラエルの set theorist は偉い.

自由ノート70飲み!  こんなネタで飲み会ができちゃうなんてウメハミメンバーは飲み会好きだなあ.僕も結構飲み会好きになってきたかも.この日は初めてバーに行ったという,僕にとって記念すべき日になった.大人への階段を一歩昇ったという感じか.まずバーにはあまり食べ物がないということで,魚一で食べ.最近胃のキャパシティが小さくて,すぐにおなかいっぱいになってしまう.ここでS藤の金銭感覚が早くも本領発揮.花咲ガニまで食べて,ほとんどただでごちそうになってしまった.ほんとにありがとうございます.
昨日ノザワとネットで調べて目星をつけていたバーは2つあったが,その1つは5月に閉まったとかで駄目だった.しかし,もう1つが大当たり.漆喰の丸い壁でそれとなく仕切られた,卵の殻の中のような場所に5人で座る.かすかな白熱灯と,ガラスのテーブルの中央に置かれたアルコールランプに照らされて何ともいえぬムード.外界と違う時間の中に置かれた気分で,腕時計の指す時刻が信じられない.お酒は色々飲んだ.一つ一つが新鮮だ.「きのこたち」の炒め物をたのんだ.もうちょっとで記憶を飛ばせるよとノザワは言っていたが残念なことに(?)つぶれはしなかったようだ.
カラオケで3次会.これがめちゃくちゃ長かった.朝7時まで8時間近くも順番に歌い続けた.考えて見れば僕は今回でカラオケに行くのはやっと3度目だ.僕は数少ない B'z のネタでずっと粘った.でも B'z は歌うのはそんなに易しくない.ちゃんと歌えたのは何曲あっただろうか.自己満足できたのでよしとすべきか.朝までどうにかネタ切れしなかったのは奇跡としかいいようがない.ここでもS藤君は本領を発揮してモー娘。や「ドラえもんのうた」「だんご3兄弟」などを熱唱しておられた.池上君はバンドでドラムを叩いていたことがあるらしい.道理で歌う曲もロック系.意外な過去だ.朝,渋谷の街には雨がぱらついていた.なんだか楽しかった4月26日の飲みを思わせる.


8月12日

今日は次元の発表をした.ちょっと調子がよくなった.だいたい次元論の基礎的な部分は終わりで後は様々な話題といったところか.これをやり出すと切りがない気もするので,そろそろゼミとしては収束する時機ではないかと.もっとも私は個人的には先まで読もうと思っていますが.ブラウエルの不動点定理の(代数トポロジー等によらない)証明を調べて論理的に完全にするというのもありだと思います.

Set Theory ゼミは無矛盾性の証明という夢に向かっていたことを久し振りに思い出した.


8月11日

装備したいものに「単体」が加わった.というのも次元論が自立するには単体を装備しなければならないのだ.


8月10日

近頃ノザワナピラフと結構メールしてる.


8月9日

沖縄にモノレールができるために,明日から日本最西端の駅と日本最南端の駅はそれぞれ沖縄に存在することになるらしい.長い間最西端は長崎県の(たびら)平戸口駅で,最南端は鹿児島県の西大山駅であることは「鉄的常識」だったのだが.


8月8日

来学期は数学を頑張るのもいいがサークル活動に手を出してみるのもいいかもしれない.と思いついた.そういえば入学当初は,日本の色んな所を走れる自転車部などにちょっと興味があったのだが,トレーニングがきついという理由で敬遠してしまったと思う.いまは,なぜか知らないがその苦しみを楽しさに変えられそうな気がする.って本当に幻想モードに入っているなあ.明日になったら,何て馬鹿なことを思いついたんだろうとか思うんだろう.


8月7日

駒場図書館で渡辺君発見.名塩君と院試の勉強をしているそう.そういう自分は…まだ過去問自体ろくに見ていないのであった.あべのりとノザワがいなくなったせいかアクセス数が激減しているようだ.見ている人がそんなに少なかったとは.少しショック.


8月6日

病院に行ったら,鼻の調子が悪いことが言わなくてもばれた.自分では治ったと思っていたのだが.


8月5日

与三.


8月4日

鼻水が出る.

酒飲みてえ.


8月3日

「先生,埋め込めません どうしましょう」

「では,はめ込みましょう」

府中市民プール行ってきた.ちょっと泳いだら,疲れた.


8月2日

折り紙オブジェができた!最近妹がデジカメを買ったので撮ってみたら結構いい感じ.重いからすぐ撤収するかも.実物を見たい人は僕に直接言って下さい.

今日はK会で次元ゼミがあった.終わった後のメシでデニーズに行っているときに,小田急線の踏切を371系あさぎりが通過したので,「あれは沼津から来てるんだよ」と三島出身のノザワに言ってみたり.そういえば鉄っぽいことを日記に書くのは初めてだな.こう見えても中学時代の古巣は鉄研.意識していなくてもその辺を走っている電車・列車の見え方が一般人とはかなり違うのかもしれない.


8月1日

気力が湧かないというのは本当につらいもんだ.数学って先の見えない道に突っ走ってるような感じで,そこが他のことをやっている人と違うところかもしれない.


7月31日

僕が地面を這いつくばっている間にいろんな人が僕の背中を飛び越えていくような気が.ガクガクブルブル.

今日は府中市民プールに泳ぎにいこうかと思ったが,ゴーグルが見つからないのと空が曇ってきたのでやめた.


7月30日

僕の趣味(だったこと)の一つに折り紙がある.近頃さっぱり勉強が手に付かないので,折り紙でオブジェをつくった.真ん中に正四面体があって,それに立方体が外接して,その外に正八面体と大きな立方体が引っ掛かっているというもの.もう随分昔だが(10年も昔かもしれない)以前にも作ったことのあるものだ.出来上がりつつある作品を眺めながら自己満足にひたるのはいいものだ.


7月29日

さまざまな奇跡が重なって,スーパーマリオをワープなしでクリア.最後の面で,エンディングを見たのは10年ぶり以上かもしれない.小さい頃にやった経験のある人は分かるとおり,エンディングというほどでもないのだが….

テレビで,道頓堀川に飛び込んだ人はその後酷い目に遭うということをやっていた.そもそも川から上がるハシゴにたどりつくのが大変で,やっと思いで地上に這い上がってもタクシーからはすべて乗車拒否.ヘドロまみれの体を洗うために銭湯に行っても入浴を断られ,やっとの思いで家に帰ったら汚い川の水を飲んだせいで下痢と発熱で1週間以上苦しまされたとか.皆さん阪神優勝の折にはくれぐれも飛び込まないようにして下さい.

あと池上君すみませんでした.


7月28日

今日はノザワとグリスパで食事していたら,なんで「幾何学的トポロジー」なんか買ったんだって聞かれました.実はある夜,理由なく『「幾何学的トポロジー」を買わなくてはならない』衝動にかられたんです.だから説明しようもなかった.単純にノザワのことが分かりたかっただけかも.とりあえずグリスパのメニューはみんな美味しいからどんどん食べよう.


7月27日

もう7月も終わりに近い.なのにこの梅雨寒はなんだろう.
僕は先日,本間龍雄先生の「幾何学的トポロジー」というノザワチックな本を買った.といってもほとんどちゃんと読んでいない.今日はお風呂から上がって急に調子がよくなったので,球面の裏返しのところを絵をかきながら読んだ.しかし,理解にはもう一歩及ばず.これは冗談抜きに難しい.ビデオを見ても果たして分かるかどうか.


7月26日

眠気のせいで,一日が寝ているうちにあっという間に過ぎてしまう.一生がこうならないことを祈るばかりだ.閉曲面の分類定理はどの本を見ても基本的には三角形分割に依存しているようだ.本質的にそうではない証明を知っている人がいたら教えてください.多様体の定義の自然さは認めるにせよそれを曲面に関する直観の世界まで落とし込むには苦難がともなうようだ.


7月25日

今日は夕方からひどい雨が降り出して,バイトから帰ってきたときには随分ぬれてしまった.革靴も水分のせいでちょっと伸びてしまった. M君,応援に駆けつけることが出来なくてごめん.こっちも進路で頭が一杯一杯なもので….


7月24日

被覆空間ゼミ.徐々に段々と分からなくなってしまった.すべては整然と理解できるはずなのだが.


7月23日

今日は院試の出願書類を書いた.あとで取り返しのつかないことにならないよう,とりあえず筑波と東大の両方に願書を出すことにした.しかし,アンケートに書くことには,本気で困る.ここまで困ったのは久し振りだ.とりあえずアンケートさえ書けば出しにいける状態にしておいた.

久し振りに駒場図書館に行くと,自動貸出機なるものが使える新しいカードに替えることを勧められたので,替えることにした.しかし,新しいカードはラミネートがあまり丈夫ではない.頻繁に使う人は傷むかも.


7月22日

学部生スペースに行くと,休みになったにもかかわらず,いつものメンバーがいる.

プチ悪ゼミもとい"Set Theory for the Working Mathematician" が再開された.その前書きによると,最後の章 "Forcing" に興味を持つ読者は,most dedicated な読者に限られるという.(dedicated = 打ち込んでいる,献身的な)僕はそこまで熱心な読者だったのだろうか.プチ悪ゼミの隣では井川・中岡と3年生のお二人が複素解析のゼミをやっていた.C^n の中の図形の話だと思ったらいつのまにか環論の話になっていて,怖い.


7月21日

昨日のつづきで「ぷよぷよ」をした.傍目には僕とノザワは結構いい勝負だったらしいが,個人的には負けてばかりいたような気がする.山口はほとんど職人の域.ぷよ道の深さを知った.

今日は塾バイト.生徒に模擬テストの問題を解かせている間,暇なので自由ノートを取り出して「与三」を読んだりした.


7月20日

調布市花火大会をしり目にあべのり家に「埋めはみ打ち上げ」に行く.こんなイベントまでやってしまう「埋めはみ」ゼミはやっぱり数学科的には浮いているかもしれない.ところで調布市花火大会の関係で京王線が面白いことになっていた.特急が調布・布田・明大前の順に停車するのはまだいいとして,調布折り返しの相模原線の電車が3番線で客を乗せて引き上げるのはよく分からなかった.ほとんどの乗客はいつもの1番線から乗っていたし.

まあそれはよい.細田はお好み焼きを焼くたびに上達していた.焼きそばうまい.飲んでくれるかなあと思って持ってきたカルーアが以外に好評.といってもカルーアミルクがこんな原液(?)からできるとは僕もスーパーの酒売り場で見るまで知らなかったんだけど.


7月19日

林先生のレポートを書く努力をしてみた.


7月18日

多様体ゼミでは次元論の結果が使われた.しかし細部が埋まらず.
数理のビアパーティー.恒例の西瓜割りは留学生の人や外国の先生が優先.ノザワ君残念でした.とりあえず西瓜は美味かった.2次会では井川君がスキーム論の話を始めるや否や edale 氏の威嚇射撃が来たのが面白かった.


7月17日

なんでもゼミで Wallman-Shanin コンパクト化の話をした.と書いてもこれを知っている人はまずいないだろう.結構レアな話だったかも.とりあえず1点コンパクト化とStone-\check{C}ech コンパクト化が統一されて,めでたしめでたし.しかしまだまだ修行が足りないようで,メモなしで発表はできなかった.


7月16日

可分距離空間の場合(を書いてあるテキストの読解)に技術的問題が発生したため,予定通り T_1 空間にしようと思います.

明日 K会で18:00 から 4時間くらいの予定で話します.暇な方はどうぞ.真剣に聞かないほうがよいかもしれません.


7月15日

学部生スペースで駄弁っていたら少し調子が良くなった.でもまだ本調子には遠い.時間をかけて休養しないと.ノザワに球面の裏返し方を説明してもらったがよく分からなかった.

なんでもの発表は可分距離空間の範囲にとどめようかと検討中.


7月14日

池上君どうもありがとうございました.駒下に新スポット発見.


7月13日

特になし.


7月12日

今日は何も面白くなく,何も美味しくなくなり,何もする気がなくなった.鬱の症状だと思う.大体寝床に突っ伏しているのが一番楽だ.


7月11日

今日は塾の生徒の前で計算間違いをしてしまった.


7月10日

朝の築地食べという,さいと〜な雰囲気の企画.小野君がお出ましになっていた.みんな料理の服部先生を見てびっくりしていたみたいだったが,僕はその御顔を拝見することはできなかった.残念.食った.旨い.アジが美味しかった.青魚は足が早いので鮮度の違いがわかる.大トロは1個で十分な感じだ.もっと味わうべきだった.ちょっと食べ過ぎた.もたれた.ゼミにあべのり乱入.普段から眠いのにマグロパワーによって脳の温度が上昇してますます頭の回転が悪くなった.リミットセットは閉集合だそうだ.何となく尤もではある気がするが証明はつかない.こういう時はイライラするものだ.夜になってもまだおなかが空かない.


7月9日

7月6日に言ったことの前半=「来週はなんでもゼミで発表することになりました.宜しくお願いします.内容については自己満に終わってしまう可能性が無きにしもあらずですが….」.


7月8日

シノハラ君が以前話題にしていた「Lindeloef であって σ-compact でない位相空間の例」ができた.その例の一つが \mathbb{R}\setminus\mathbb{Q} であることは反例集を見て結構すぐに分かったのだが,証明ができずにいた.今日の斎藤君の発表を聞いて,その証明が分かった.

では,P=\mathbb{R}\setminus\mathbb{Q} がその反例になっていることを示そう.P は \mathbb{R} の部分空間であることからして,第2可算公理を満たして Lindeloef である.σ-compact でないことを示そう.もし σ-compact であるならば,P は \mathbb{R} の F_σ 集合でなければならず,したがって,\mathbb{Q} は \mathbb{R} の G_δ 集合である.ところで,non-trivial な事実であるが,次が成り立つ:

FACT. 完備距離空間の G_δ 集合は,部分空間として完備距離付け可能である.

このことにより,\mathbb{Q} は完備な距離をもつ.しかし,これは Baire のカテゴリー定理に反する.■

(注)FACT を使わなくても,\mathbb{Q}も P も F_σ 集合であって,ともに0次元であることを利用すれば,次元論における sum theorem から矛盾を導くことが出来る(sum theorem の証明に FACT は不要).
(注)逆に σ-compact な位相空間は Lindeloef である.


7月7日

埋め込みとはめ込み.圏.池上君が巨大な図式を書いていた.


7月6日

飲み会のときに言ったことについてですが,来週は何かやる方向で鋭意準備します.
最近すぐに眠くなってきて,寝たり起きたり,まるで赤ん坊のような睡眠のリズム.


7月5日

昨日はよく飲んだ.しかしその反動かは知らないが今日はひどく気分が落ち込んでいる.数学科生活もはや2年.つい何ヶ月か前まで自分は進歩したという自信が満ち満ちていた気がするのに,最近はまるで進歩していないではないかとか,逆に,全部理解するまでとことん考える気力がなくなってきているではないかとか,そんなことで自信をなくしぎみだ.大島先生のノートの全解読などをしていた1年生の頃に比べれば,最近の自分の勉強に対する態度は,まさに吹けば飛ぶような軽薄ぶりである.おまけに最近はすぐに定義がメモリーから揮発してしまって,そんなことでも年寄りになったかなどと嘆いたりしている.まだまだこれからなのに.

筑波大学に請求していた願書が届いた.月末に出して欲しいらしい.さてどうしようか.


7月4日

澤野さんの院試がんばれ飲み.最初の店の飲み放題がよかった.ノザワがみんなの注文をメモにして店員に渡していた.誰も頼んでいないのにエライ.こういう人がいるのといないのとでは大きな違いだ.三枝さんが林田さんに「悪」の話をしていた.悪事千里を走る.辻先生はp進ホッジ界で3本指に入る人であるらしい.小野君がうらやましくなった.


7月3日

順調に埋め込みとはめ込みが進んでいる.


7月2日

Galvin の証明は,とても人間が思いつきそうにない.各ステップでは飛び道具のようなものはほとんど登場せず(\delta-system lemma というものを使うが,その証明は,これまた非常に初等的),素朴集合論+帰納法程度のことしかしていないのがすごい.つまり,この証明はその一部をよく知られた定理にまとめてしまうことが出来ない,一から手作りしたような証明なのである.これをはじめから構成することはまさに神の仕業という気がしてくる.

今日の講演中は「善の数学」をしていた.なんと十把一絡げな言い方だ…


7月1日

半年分の日記を片付けて,新たな気分で簡易日記スタート.今日は,超ひも理論との関係でつとに有名である(らしい)カラビ・ヤウ多様体なるものの定義を見た.コンパクトなケーラー多様体というのは,松島与三で数十分前に見ていたために理解できたが,接束の第一陳類が消えていて,その上,(何かの層係数?)1次元コホモロジー類が消えているという定義を書かれるに及んで,全く制御不能(というか何も分からない)との感想をもつことしかできなかった.物理と数学をつなぐ作業とはかくも大変なものなのだろうか.

今日の池上ゼミ:一言「Galvin は神」